次回の記事では、実際に私が選んだ「DMMオンラインクリニック」での体験談をレポートしますが、今回はその手前のお話です。
長い長い一日が終わりました。
午前中に「Dr.AGAクリニック」
午後に「AGAスキンクリニック」
有名どころの2院をハシゴし、帰宅した私の手には、2枚の見積書が握りしめられていました。
先に結論を言います。
私はこれら「店舗型クリニック」での契約を断念しました。
クリニックの対応が悪かったわけではありません。むしろ、医師もカウンセラーも非常に丁寧で、プロフェッショナルでした。
ではなぜ、契約に至らなかったのか。
それは、「我が家の経済状況」と「私の性格」において、店舗型クリニックという選択肢があまりにも”高嶺の花”だったからです。
この記事では、40代・子持ち・お小遣い制の私が、なぜ店舗型クリニックを諦め、オンライン診療へと舵を切ることになったのか。その「決断のプロセス」と「妻との家族会議」の全貌をお話します。
妻の冷ややかな視線と、100万円の見積もり
夕食後、私は意を決してテーブルに見積書を広げました。
そこには、丁寧なカウンセリングの結果導き出された、私の頭皮を救うためのプランが記されています。
妻:「で、結局いくらかかるの? 髪の毛生やすのに。」
私:「えーっと……一番効果が高いおすすめプランだと、だいたい年間60万円~110万円くらいかな。」
妻:「……は?」
時が止まりました。
「は?」の一言に込められた圧力。それは「この家のどこにそんな余裕があると思っているの?」という無言のメッセージです。
私:「う、うん…それは分かってる。だからさすがにそのプランは…でも薬だけのプランなら年間12万円からあるけど…」
妻:「月1万円ね。まあ、あなたのお小遣いから捻出するならいいんじゃない」
私:「そ、それは痛いな…」
私が店舗型クリニックを「無理だ」と悟った最初の瞬間でした。
なぜ店舗型クリニックの見積もりは「高額」になるのか
誤解のないように言っておきますが、クリニック側が不当に高い金額を提示しているわけではありません。
提示された金額には、それだけの「理由」と「価値」が含まれています。
私が受けた説明によると、高額プランの主な内訳は「メソセラピー(注入治療)」でした。
これは頭皮に直接成長因子などを注入する施術で、発毛効果を高めるための高度な医療行為です。
- 高度な医療機器の使用
- 個室完備のプライベート空間
- 医師や看護師による直接の施術
- 駅近の一等地にあるクリニックの維持費
これらを考えれば、年間数十万円〜100万円という価格設定は、サービス対価として適正なのだと思います。
「お金に糸目はつけないから、対面で最高級のケアを受けたい」という人にとっては、むしろ妥当な投資でしょう。
しかし、「月々のお小遣い3万円」でやりくりする私にとっては、オーバースペックすぎたのです。
高級フレンチが美味しいのは知っているけれど、毎日通うのは無理。今の私に必要なのは、毎日通える定食屋(継続できる治療法)でした。
通院の壁:私が「店舗に通うこと」を躊躇した理由
予算の壁と同じくらい大きかったのが、「通院し続けられるか?」という心理的・物理的な壁でした。
実際に2院を回ってみて、私の心にはある種の「重圧」がのしかかっていました。
1. 待合室での「視線」のストレス
クリニック側も配慮してくれており、完全個室や予約制をとっています。
それでも、受付のタイミングやエレベーター、廊下ですれ違う瞬間はあります。
「あ、この人も薄毛で悩んでるんだな」
という連帯感よりも、
「自分も今、ハゲ治療に来ているおじさんとして見られているんだ」
という自意識過剰な恥ずかしさが勝ってしまいました。
これを毎月繰り返すのは、小心者の私には少々荷が重いと感じました。
2. 「通う時間」の捻出
多くのクリニックは月に1回の通院を推奨しています。
しかし、平日は仕事で残業、休日は家族サービスや子供の習い事の送迎があります。
「髪の毛の治療に行ってくるから、土曜の半日潰れるね」
とは、家族に対して非常に言い出しにくい。
往復の移動時間や待ち時間を含めると、通院は想像以上に「コスト(時間と労力)」がかかると痛感しました。
「今の自分」に最適な選択肢を探して
- 年間数十万〜100万円の予算は出せない
- 毎月の通院時間を確保するのが難しい
- 誰かに見られるストレスを避けたい
この3つの条件を前に、私は「AGA治療自体を諦めるべきか」と悩み始めました。
しかし、鏡を見るたびにショックなM字、透ける頭頂部を放置する恐怖も消えません。
「注射(メソセラピー)は諦めよう。対面での手厚い看護も諦めよう」
「その代わり、最低限の『薬』だけで、自宅で続けられる方法はないか?」
そうやって条件を削ぎ落としていった先にたどり着いたのが、「オンライン診療」という選択肢でした。
店舗型とオンライン、私にはどっちが合っていたか
冷静に比較するために、私は自分にとっての「重要度」を整理しました。
| 比較項目 | 店舗型クリニック | オンライン診療 | 私にとっての判定 |
|---|---|---|---|
| 治療内容 | 薬+注入治療+手厚いケア | 薬の処方のみ | オンライン〇 注入治療は予算オーバーのため不要 |
| 安心感 | 対面視診・マイクロスコープ | 画面越しの視診 | 店舗型〇 やはり対面の方が安心はある |
| 費用 | 高額(設備費・人件費込) | 安価(薬代メイン) | オンライン◎ お小遣いの範囲で可能 |
| 利便性 | 要通院 | 自宅で完結 | オンライン◎ 休日を潰さなくて済む |
この表を作って気づいたのです。
私が求めていたのは「最高級の治療」ではなく、「生活を圧迫せずに続けられる治療」だったのだと。
もし私が独身貴族でお金と時間に余裕があれば、間違いなく店舗型クリニックを選んでいたでしょう。
しかし、今の私のライフステージ(40代・子育て世代・中間管理職)にフィットするのは、皮肉にも「誰にも会わず、安く済む」オンライン診療の方だったのです。
妻への最終プレゼン:これなら許されるか?
オンライン診療(今回はDMMオンラインクリニックを候補にしました)の価格を調べ、再度妻にプレゼンを行いました。
私:「店舗型のクリニックはやめて、オンラインクリニックにするわ。」
妻:「いくらなの?」
私:「薬だけのプランで年間で2万ちょっと。月額なら2,000円もしない。」
妻:「え、そんなに違うの?」
私:「そりゃ人件費も店舗の賃料とかもいらないから、その分安くできるんじゃない?これなら、俺のお小遣いの範囲でやれる。」
妻:「月2,000円くらいなら、ご自由にどうぞ」
こうして、ようやく承認が下りました。
「薄毛は治したい。でも、家庭の平和とお金も守りたい」
そのギリギリの妥協点が、私にとってはオンライン診療だったのです。
まとめ:私が店舗型を諦めたのは「相性」の問題だった
今回、2つの店舗型クリニックを実際に訪れ、そして断念しました。
しかし、それはクリニックが悪かったわけではありません。
店舗型が向いている人
- 対面で医師にしっかり診てもらいたい
- お金をかけてでも、最新の注入治療を受けたい
- 強制的に通院する環境を作って治療に専念したい
もしあなたがそう考えているなら、店舗型クリニック(Dr.AGAやAGAスキンクリニック)は非常に頼もしいパートナーになるはずです。ネットの口コミだけで判断せず、一度無料カウンセリングに行って、あの「プロの現場」を肌で感じてみる価値は十分にあります。
一方で、私のように、
オンラインが向いている人
- とにかく費用を抑えたい(お小遣いの範囲内で!)
- 仕事や育児で忙しく、通院時間が惜しい
- クリニックで知り合いや他人に会うのが怖い
というタイプの人には、店舗型は「継続のハードル」が高すぎるかもしれません。
「どちらが良いか」ではなく、「今の自分の生活(とお財布)にどちらが馴染むか」。
これからAGA治療を始める方は、ぜひその視点で選んでみてください。
私は最終的に、自分の身の丈に合った「オンライン診療」を選びました。
実際に申し込んでみてどうだったか? 本当にオンラインで診察なんてできるのか?
実際にDMMオンラインクリニックを申込、診察を受け、薬が届くまでの実体験は、次の記事ですべて公開しています。


